cafe hiyori xわかばやしかよこペアに取材に行ってきました!

道の駅やちよを少し村上に進んだあたりの国道16号線沿い。

車通りが多く、およよ、と一瞬見過ごして通り過ぎてしまうかも?!

cafe hiyoriさんは見た目は普通の一軒家です

しかし、駐車場に入り車から降りると・・・

まず目に入るのはの生き生きとしたグリーンの植物たち。少しホッとします。

飛び石を踏みながら扉をカラカラと開けると

そこには何処か時が止まったような、そして丁寧に使われた道具たちが広がる店内でした。テーブルも椅子もそれぞれが使い込まれてきた時間を感じさせてくれます。

hiyoriさんは昨年の春にオープンしたお店です。

オーナーさん曰くそれからずっと走ってきた、とのこと。

しかし・・・今回のコロナウイルスの拡大を受けて一時期お店をお休みされ

テイクアウトのみで営業されたそうです。なんと大変な時期なんでしょう。

しかし、この、思いがけないお休みでメニューの見直しや、お店のコンセプトへの原点回帰、テイクアウトのできるお弁当への挑戦を試みるなど

かえって充実した時間となり、そして毎日更新したインスタグラムを通じてお客様たちが買いに来てくださったとのこと。

気にかけてくれて「とてもありがたかった」

振り返り語るオーナーさんの視線は柔らかでした。

日替わりのメニュー

そのオーナーさんの横には今回ペアを組む木版画・造形作家のわかばやしかよこさん。

営業再開したhiyoriの店内に早速作品を置いてみていました。

わかばやしさんは和紙に!木版画を刷ることが多いのですが

今回はさらにそれを立体にしてしまった?!

不思議な生命感を感じる作品たちがお目見えしておりました。

普段から気になった瞬間などをこまめにスケッチしていることがアイディアの源泉だとか。

梁の上の作品たちはちょっと不思議なクスッとしたくなるユーモアに満ちています。 どんな物語があるんだろう、どんなヒントから生まれたんだろう。

そして不思議とhiyoriさんの店内に合うのです。

もともと住んでいた?!

どんな生き物たちが皆さんをお出迎えされるのか、本当に楽しみです。

アートx観る~Miran流絵画鑑賞のススメ~のご案内

皆さんは絵ってどうやって楽しんだら良いんだろう、

こんな思いになったことはありませんか?

実際展示ではよく、見方がわからないんだよね、好きに鑑賞していいの?

というようなお声をよく聞きます。

もちろん、ご自分の好き嫌いで楽しく観ることが一番ですが

作品の鑑賞方法を知るとより深い視点で観ることができるのも確か。

今回は絵の鑑賞の仕方がわからないという方のために油彩作家Miran流、鑑賞の仕方をお伝えします。現代日本画家の高橋佑弥さんの作品鑑賞を通じて、いつもより少し深い絵画鑑賞を体験してみませんか?

こんな方に

・アートがなかなか身近に感じられない

・絵を観るのは好きなんだけど見方がわからない

・普段よりもより幅広い視点で作品を楽しんでみたい

・高橋さんの作品の大ファン!

日時 :10月19日(月曜日)14:30~16:30

場所 :ARTxCAFE2020参加店

特選珈琲 〒276-0032 千葉県八千代市八千代台東4-12-10

今回の鑑賞作品作家: 現代日本画家 高橋佑弥

(当日は作家さんからお話を伺えます)

持ち物 筆記用具

参加費 1500円+ドリンク代(各自)

参加募集人数 3名

*当日はライブ配信が予定されています。お顔出しにご理解いただける方を募集しております

ご希望の方はsac@gollista.jpにメールでお申し込み下さい

件名に「アートx観る申し込み希望」とお書き下さい。

*リードするMiranについて
油彩作家。最近は
「女性という美について」をテーマとしてLGBTQ・ジェンダーの観点から制作しています
11月20日~29日京成バラ園内温室にて展示予定です

ル・ジャルダンデュ・ソレイユX中田緋ペアの取材へ行ってきました! | ART×CAFE 2020

貝殻亭リゾート敷地内のお庭にお出かけされたことはありますか?

事務局は取材日にお邪魔してきました。

小さな池があり、花があり、樹々が風にざわめき、そして街中では見かけない昆虫たち蝶やトンボの様々があちらへこちらへ飛んでおりました。

もう居るだけで心が安らぐ、思わずときめいておりました。 

この貝殻亭リゾートさんのガーデンで、ARTxCAFE2020は展示されます。

この広い庭という空間に取り組まれるのは、細い針金をメインに作品を制作されている中田緋(アケ)さん。

今回は一般の皆さんから、「貝殻亭ガーデンにいそうな空想の生き物」を募集して、その中から生き物をアケさんが制作しようという展示にされたそうです。

そんなアケさんとペアになりスペシャルスイーツを考案されるのは

貝殻亭リゾート内Le jardin du Soleil(ルジャルダンデュソレイユ)さんの

パティスリーシェフ、高野さん。

「話すことは苦手で・・・。」と少し頭をかきながら取材に応じてくれました。

高野シェフは4年前からソレイユさんのシェフ(長)を務められており、ショーケースにはソレイユ伝統のレシピのお菓子とともにシェフの考案したお菓子が並んでいました。 「金閣寺よりは銀閣寺なんです。」と高野シェフのお言葉通り、明るい華やかさというよりは素材の質感や構造感のある、渋くて上品でそして「すごいいいいい」とため息ついてしまうお菓子たちでした。

さて、アケさんが公募で集まった30枚ほどの作品たちをシェフにシェアしています。中には発想の柔軟さに微笑してしまうこともしばしば。

アケさんが途中まで制作している生き物を見せてもらい、高野シェフもイメージが掴めそうだとのこと。

貝殻亭ガーデンを歩きながら、アケさんの生き物たちを探しながら

高野シェフのスイーツ片手にアートxカフェをぜひ堪能してみてくださいね!

カフェ ピクニックx谷山ペアの取材へ行ってきました! | ART×CAFE 2020

青・青・青・青・・・・。ワオ!

カフェピクニックのオーナー、えりこさんが用意した様々な飲み物やフードが

テーブルに並んでいました。

もちろんテーマは「青」!

なぜなら陶芸家 谷山由紀子さんの作品がブルーなのです。

谷山さんの作品は

青いウサギや青の小鳥が印象的です。

「でも可愛いというだけじゃないんです。                 ウサギや小鳥は私に何か自由に生きることを、自然は人間が思うようにしようと思ってもそうはできないように、教えてくれるような存在なのです。」

「彼らはやってくるのです。それを形にしています。」

谷山さんの自由に生きることを求める心がこの動物たちに表されているのだなあとお話を伺いながら理解できました。

谷山さんは勤めていた会社でのふとしたことをきっかけに

陶芸に挑戦してみる機会に出会ったそうです。

やってみるとこれがおもしろい。みるみるはまったそうです。

そして陶芸は谷山さんの世界観を表現する道となって今に至ります。

「そうそう、形に捉われない、ね!」

とピクニックのえりこさんが応えます。

「普通は食べ物で青はちょっと引いちゃうけど

今回はそういう思い込みを捨てて試してみて!って思っているの。」

見るからに綺麗な青のクッキー、透明なブルーを見せるお茶、そしてもしかして・・・青のアイスクリーム?!

可愛い雑貨や小物が所狭しとあるお店の中でも青の色は目を惹きます。

皆さんは青い食べ物に出会ったことはありますか?

まだ未経験?

この秋にはぜひこの青の世界をお楽しみください!

三原園xおのまペアの取材へ行ってきました! | ART×CAFE 2020

暑い日中を終えた夜の、三原園さんでの事です。

「日常生活にビタミンF(フラワー)を!」

「なら僕は日常生活に多面体を。2個や3個。」

「え?!多面体を2個も3個も?」

そんな会話で盛り上がったのは勝田台駅から徒歩8分のお花屋さんカフェ三原園オーナー佐々木さんと多面体作家の小野間さんでした。

会話の発端は、佐々木オーナーさんに、コロナの影響をお聞きしていたことから始まります。

コロナによる自粛期間は、ちょうど、歓送迎会や発表会のシーズンと言ったお花がたくさん使われる期間だったとのこと。

しかし殆どのイベントはキャンセルになってしまいました。

がっかりされたことはとうぜんです。が、しかし、自粛期間でお家にいなくちゃいけない、そのストレスを解消するためからと言っていいのでしょうか、お家に一輪飾りたいという方が急増したとか。SNSでその風景が投稿されたりしたことも流れを作り、かえってコロナによる影響で若い方を中心にお部屋にお花を飾ろうという動きが活発になったそうです。

一輪のお花には人の心を元気にする力がある、

「毎日の生活にビタミンFを。」という事だったわけです。

すかさず小野間さん。「多面体も日常生活において欲しいですよね、机の上に2、3個。さわると癒されるんですよ。」

・・・・。

なるほど!

お二人のお話を伺った事務局、納得しました。

お花も多面体も、何か特別なものではなく

毎日の私たちの生活の中で活きてくるんだ。

皆様、ぜひ秋には三原園さんに来て多面体をさわってくださいね。

持ってみてくださいね。

そしてお家に連れて帰ってみてください。

もちろん三原園さんのエネルギーに満ちたお花も忘れずに。

ビタミンFと多面体がきっと毎日の皆さんの心を癒してくれるはず。

imoan x ヨシミツさんペアの取材へ行ってきました!

取材第三弾です。

八千代台からバスで15分、ヤオコーから徒歩2分、ビルの二階には      シンプルで暖かい雰囲気のimoanさんがあります。

白塗りの戸を開けるとカランカランと鐘の音。

今回は3回目のご参加です。ペアの相手は・・・初参加のヨシミツさん。

粘土で生き物を制作をしている作家さんです。

いろんな形を作っているヨシミツさん

持ってきてもらった作品は跳躍しようとするカエル3段構えと壁に潜った鯨。

みてください!この色の美しい塗り。

そして今にも動き出しそうな造形。イキイキとした躍動を感じます。

カエル跳躍3段構え!


さぞかし修練を積んできた方なのでは・・・と思いきや。

ヨシミツさんは独学の作家さんなんだそうです。作ろうとするイメージに近い

写真をたくさんみて、そして作り出す、という

天性の造形家さんと言うべきでしょうか。

imoanのご夫妻と相談した結果、今回のペアのテーマはずばり「生き物

imoanさんは店内でいろんな植物が呼吸をしています。

店内に散りばめられている豆盆や一輪挿しに活けられた花々も含めた上での

テーマなんですって。

外と中がひっくり返るような空間にどんな生き物が出現するのか、楽しみです。

カエルの後ろでニコニコされているimoanさん
なんでも受け止めてくれること間違いなしのビッグスマイル

3回目にして、またこれまでと違うタイプの作家さんに出会えた、と喜んでださるimoanさんのスペシャルメニューは・・・期待しかありません!

現代書道家矢野華風さん

高津珈琲x矢野華風ペアの取材に行きました!

ARTxCAFE2020事務局は古民家カフェ高津珈琲さんと現代書道家矢野華風さんのペアに取材に行ってきました!

暑い夏日、着物をリメイクしたワンピースで颯爽と来てくださった華風さんと、一歩踏み入れたんとたん、店内の木の床や壁にホッと一息つかせてもらえる高津さんには今年ならではの共通点がありました。

お二人ともコロナウイルスによる影響を強く受け、高津珈琲さんは一時お店を休店、華風さんはこれまでデパートやホテル等で活動された書道パフォーマンスの依頼がストップしてしまう、という状況に・・・

しかしその中での経験が今回のペアのテーマに繋がった、と華風さんがお話ししてくれました。

お二人のテーマは『2020 人々は願う/Progressive form 』

華風さんは、コロナで活動が停止してしまう中で、お知り合いから自分の希望する一文字書いてくれないか、という希望をSNSを通じていただいたそうです。そこで、せっかくならと皆さんの書いて欲しい文字を公募されました。

あっという間におよそ20文字が集まりました。

それらの一文字が書かれた作品をスタッフ、見せてもらいましたよ。杉板に黒い文字がくっきりと表現されておりカッコいい!

およそ20もの文字たちが一つ一つどこか次の文字に繋がって書かれるとのこと。

公募で集まった文字作品の一部

一方の高津珈琲さんは、集まった文字のイメージからドリンク、スイーツ、 フード3つのスペシャルメニューを計画中なんですって。

一番印象的なのは「静」の文字から、高津さんが去年キャンプに行った時の湖に浮かぶボートの記憶をイメージしているというスイーツのアイディア!どんなスイーツになるのでしょうか。

文字をヒントにメニュー考案中の高津珈琲の江野澤さん

今回は自分がしたいこと、よりも人の願いに耳を傾けているという華風さんと 高津珈琲さんのペア。 

今だからこそ出てくる表現と味覚を皆さん、お楽しみに!

わかばやしかよこ<2回目の参加です!>

私の作品に欠かせないものは「木版画・和紙・水・時間」。生活のふとした瞬間を切り取る作業が日々の活動です。心がふわりとする場面や暗く沈む時、ノートに文字やドローイングを描きとめます。そのバラバラで小さなカケラ全てが作品に繋がって私の世界を形成してくれます。アートカフェの様なカフェとのコラボが前提となる展示は自分にとっても挑戦であり、ワクワクするものです。

第一回アートカフェに参加した時は、特選珈琲さんとペアを組み、何もかもが初めての中、手探り状態ではありましたが楽しく展示ができました。今回は前年度から参加のcafe hiyoriさんとペアを組ませていただきます。hiyoriさんは懐かしい雰囲気の古民家カフェ。家具も道具も食事も全てに拘っておられます。その拘り抜いた良さをいかせる展示ができたらいいな〜と思っています。これから作品を作る予定ですのでどうなりますか!?

今は型取りの石膏と戦っています。実際の作品になるまで時間がかかりそうです。大丈夫かな、それが心配。

他のペアの様子を見てみると、本番に向けて様々な仕掛けを準備しているみたい。どんな展示になるか今から楽しみです。

特選x高橋ペアへ取材に行きました!

今年も小冊子に各ペアを紹介します。

早速の取材第一陣は特選珈琲x高橋佑弥のペア

細身に赤と黒のキマる高橋さんと黒づくめの特選さん

お二人が並ぶだけで何か起きないわけがない!と感じさせられます

そんなお二人の会話は「どんな音楽を聴きますか?」から始まったそうです。

渋いですね~、音楽の方向性でお互いの感覚のあり場を探るというのは。

今回のお二人のコンセプトは「酩酊と覚醒」

何に酔うのか、そして何で目覚めるのか

まずはポスト構造主義をテーマとした作品を描きたいと言う佑弥さん

高橋さんの作品は意識への鋭い批判的な眼差しを作品から感じます

現代にどっぷり浸かる私たちの意識を覚醒させてくれるでしょうか?!

そして呼応する様に、ウイスキー樽で熟させた豆をご用意される特選珈琲さん

バレルエイジド・コーヒーという名称なのだそうです

バレル・・? しかしまさにウイスキーの香りとコーヒーは

酩酊と覚醒そのもの

アートカフェという枠を超えてお二人の

哲学を垣間見せていただいた取材となりました

お話は話すほど途切れず。

期間中には高橋さんのノボリが店頭ではためいている予定です

何やら難しそう?!と思う方はご心配なく

まずはバレルエイジドコーヒーをすすり美味さを楽しみましょう!

ユウヤワールドをあーだこーだ鑑賞してみましょう!

私たちの新しい扉が開かれるはず

ぜひお楽しみに!

artxcafe2020はっじまるよ~~~~!!

昨年無事第2回を終えたartxcafe ですが今年も開催を決定しました!

2020年10月17日(土曜)~11月29日(日曜)
八千代市内8店舗とシークレットな会場が複数・・

今年はコロナウイルスの影響により開催をできるのか危ぶまれました。
しかし、文化活動は人が生きるときに欠かせないものです。
アートは人の心を慰めたり、鼓舞したり、ときには現実から逃げる避難所にもなります。
今の時代を見つめる鏡でもあります。
そして辛い時期だからこそカフェでのひと時は皆さんの心と味覚を癒してくれます。
今だからこそ、私たちはartxcafe2020を開催しようと決めました。

ただし、感染対策も必要です。
ということで、今年のartxcafe2020は、「テクテクアート(Take Take Art)」をテーマとし
テイクアウトメニューや店内の鑑賞以外にも外からでも皆さんにアートを楽しんでいただける内容にしました。

八千代の秋はアートと味覚の秋。
今年も個性豊かなカフェと作家が出会って生まれた魅力的な8店舗+シークレット会場で皆様を心からお待ちしております!